かたをさらった淡い潮風
かける小さな背中を
ぼくは黙ってただ見つめてた
踏み出せないはざまで

やわらかい陽射し包む教室には
飾った写真たちが笑ったまま

とめどない明日に変わらない僕たちを
なぐ水面の先どこまでも映して
このままでいい
その瞳に揺れてた儚い想いも
そっとしまって

波が打ち寄せ引いてゆく
心距離はかるみたい
君の気持ちが知りたいけれど
触れた手を払った

のぼってく水の泡は弾けそうな
危うい時が刻む互いの夢

とめどない明日に変われない僕たちは
なぐ水面の上漂う蜃気楼
守りたいだけで
そう言いかけてつまる言葉が
届かない夕暮れの海
この坂道登れば広がる
何気ない日々がまた違って
水鏡照らす光跳ねて
今が特別に感じた

とめどない明日に変わらない僕たちを
なぐ水面の先どこまでも映して
またその場所で
輝く笑顔見つづけたいよ
必ず約束しよう

Composição: Ray