そばになにもないへやだから
ぼくのなかでみずがあふれてこぼれていく
しずかすぎてりかしつみたい
セルロイドでできたきみのぬけがらがある

もうふをかぶりかくれたぼくのしんぞうのおとだけひどくうるさくなった
ふつかまえのきみがかたったことばのまほうでぼくはバラバラになる

おもしろいかたち
くだけちったぼくのかけら
ひろいあつめてるきみはなんでないているの

ぼくだけのほうほうでいのりはじめたら
いつかまどのそとはかわりだすかな
ぼくだけのほうほうでいのりはじめたら
いつかまどのそとはかわりだすかな

さむくないふゆがくればぼくのまちにサーカスがくる
だれもいないひろばにほら
ひとつずつあかりがつきだしてきみのこえがきこえた

そして
ぼくだけのほうほうでいのりはじめたら
いつかまどのそとはかわりだすかな
ぼくだけのほうほうでいのりはじめたら
いつかまどのそとはかわりだすかな

さむくないふゆがくればぼくのまちにサーカスがくる
はながすきなぞうのうたもひがこわくてしにたがるライオンも
きけいのろばもかげえのこどももせなかがたかいしかいしゃとくる
てんじょうからぶらさがったブランコからわらいわらいながら

おちるかのじょあのひのぼく

ななめまえのピエロがはしゃいでいる

Composição: Ryutaro Arimura