ことばがみんな
うたになったらいいな
むくちなこいを
なによりもあざやかなおんかいで
ならしつづける
ほほえみよりも
おしゃべりよりも
とおくきみにとどきたい
わすれえぬうたになり
きみのなかにのこっていたい

ひかりのはやさで
とおざかるほしたち
わたしのねがい
たどりつくかしら
このよるに それともあした

きみにうたをささげたい
すがたをみせないとりのこえで
あめになる
そらみあげていた
かたにきみのてが
ふれたときのこと

いつつめのまがりかどで
うまれてきた
きもちあたためて
きみにそそぐときを
きょう、あすとゆびをおって
かぞえていたの

ひかりのはやさで
とおかざるひとたち
わたしのおもい
つたわるのかしら
まどのないびるのなかで

きみにうたをささげたい
よびあいさえずるとりのこえで
いまをどこかになくしたあとも
きみがいつかくちずさむように

Composição: